2022年12月18日日曜日

橋本第2団カブ隊「化石発掘体験」


ボーイスカウト橋本第2団カブ隊です
スカウトたちの手のひらに、1億4千万年前の記憶を…。
11月27日、Hashi2cubは、醤油発祥の地「湯浅町」で、化石の発掘体験を行いました。
素人が黙々と石をかち割り…、ノンノンッ、うちはちゃいますよー。県立自然博物館より主任学芸員の先生をお招きし、化石のレクチャーと鑑定を頂きながらの発掘です。
掘っている所は山の中…、でも1億4千万年前は、浅瀬の海の中だった所です。貝やウニ、海藻や巣穴の化石、そして待望の「アンモナイト」も発見することができ、まさにスカウト達は「トレジャーハンター」と化していましたよ。





学芸員の小原先生は、ズバリこれが何の化石かをしっかりと教えてくれます。実は大人も結構わくわく…。気分はまさに宝探しですよ。
仲間の発見に、みんな「えーなー」と羨ましがったりです。



ここが発掘現場?というような感じの場所なんです。
ものすごく普通の私有地です。スカウト活動という事で、地主さんも利用を快諾頂きました。ありがとうございます。




もうね・・・、パッと拾った石にもほら、化石が…。スカウト達も驚きです。早く見つけたーい。
先生からしっかりと発掘の注意点を教えてもらいます。




みんなの憧れ、アンモナイトは、珍しくはないそうですが、やはり全体的に数は少ないそうです。へー。




先生からは「石を割ることに夢中に」なって、知らないうちに化石を割っていることもしばしばだとか…(-_-;)。
気をつけて石を一つ一つしっかり観察してみよう。



キターッ!大体発掘いうとこんなイメージ(笑)。今日は大物狙いかしら…。



ぷぷぷ・・・。
実は発掘って、こんな感じなんですよね(笑)。
すでに地層から砕け落ちた石を一つ一つ探して回る…。割と地味な作業?かもです。




発掘っぽいですが、今回ここからは化石は出て来ませんでした…。
というのは、スカウト達がたたいている部分は、かなーり硬くて最後まで砕けなかった部分だからです(笑)。



最初はどれが化石かはよく分からないのですが、次第に慣れてくるとスカウト達も、目利きが出来るようになってきます。「あれっこれ化石かも…」すぐにセンセに相談だ―。



化石の発見は偶然の産物か…。
なぜか見つけそうなスカウト程、見つけるのに苦労する…。なんで?



持ち物に金槌を入れていますが、実際は割らずとも落ちている石を探せば化石は十分見つかります。スカウト達も段々慣れてきましたよ。



こういう崖から発見出来たら結構「映える」んやけどなー。
ってなフォトジェニックな発見はついぞ現れずでしたが(笑)。



「化石見つかったのー?見せて」持参の虫眼鏡で鑑定します。
驚きの鑑定結果やいかに!



先生は化石のオーソリティですから、サラッと見たら即答します。「あっアンモナイトや」。断片を見ても何かわかるんですね。



隊長も見つけましたよ「ウニ」の化石。
とげが抜け落ちて、胴体だけの姿が化石になっているようです。写真と照合してもぴったりです。




アンモナイトはやはり人気が高い!みんなから羨ましがられます。
実際にあの渦を巻く姿の化石はなかなか難しく、断片がよく当たるそうです。



化石と一緒に見つかるのが、その化石の型枠です。まるでハンコのようですが、これはきちんとついに保管しておくのが良いそうですよ。




やたらGetしてましたよ~。一つ一つをきちんと、忘れないように撮った日と場所、何の化石かをメモして保管してね。
そうしないと「ただの石」になっちゃうよー。



マジかっ。かなりはっきりとした化石だわこれ。
世紀の発見(?)にご満悦~。


主任学芸員の小原正顕先生は、モササウルス研究のオーソリティで、よくテレビなどにも登場されています。化石の保管についてもしっかりと教えてもらい、スカウト達は『宝の山』を持ち帰りましたー。









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